【イベント開催レポート】
2022学習会を開催しました
中央執行部(丸山敏明中央執行委員長)は、4月9日(土)~10日(日)にかけて、新潟市中央区「ANAクラウンプラザホテル新潟」において、『2022学習会』を開催しました。
毎年4月に、例年2日間の日程で行われる学習会は、一昨年2020年は中止、昨年2021年は支部三役対象に日程縮小にて開催、そして今年は3年ぶりに2日間の日程で開催することができました。
学習会冒頭の主催者代表あいさつで丸山敏明中央執行委員長は、新型ウイルスやロシアのウクライナ侵攻、相次ぐ自然災害などによって日本国内における経済活動が伸び悩んでいる状況下、私たち物流事業者が支える経済インフラとしての役割は重要視される一方、燃料費の高騰による経費負担の増加や労働時間の削減をはじめとする働き方改革への対応など、依然として多くの課題を抱える中、私たち労働組合はどんな情報や知識を取得し、それをどのように活用するか、一人ひとりが自分ゴトとして捉えて考えなければならない、と述べました。
▼主催者挨拶(丸山敏明中央執行委員長)
また、2022春闘の経過や新潟運輸の現状とこれからの課題などにも触れ、私たちが目指す理想の働き方や賃金水準などを達成するために、私たち一人ひとりが何を意識すべきか。生産性を高め、かつ、収益力を強化するために具体的な行動が必要であり、そのためにも共通の理解を持ち、対話によって関係性を深め、組織力を高めることが大事だと述べました。
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▼1日目(2022.4.9)
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第1講演(特別講演)
ANA・ジャパネット・再春館の教育担当が伝授!
「人材育成に求められるコミュニケーションスキル」
▼講師:桑野麻衣 氏(https://kuwano-mai.com/)
日本国内の有名企業で人材育成を担当し、教育研修やコミュニケーションの専門家として独立してご活躍されている桑野麻衣さんを講師に招き、特別講演を行っていただきました。
「リーダー(育成担当者)とは、周囲にプラスの影響力を与える人」
仕事の結果を出すだけではなく「人としてGood👍」な人がリーダーであるべきとして、以下のように要点を絞ってご教示いただきました。
(以下、メモを記載して共有)
- リーダーに求められているもの(男性脳と女性脳で相手に求めるものが異なることを理解 )
- 男性脳は「信頼性」を求める(数字や理論など=ポジションパワー)
- 女性脳は「親和性」を求める(人間性や感情=パーソナルパワー)
- 価値観の違いを認識し、理解する
- 大事にしている価値観は、人それぞれ(違いは違いであって、間違いではない)
- 愛
- 正義
- 自由
- 安定
- 学習
- 貢献
- 価値観の合わない人とのコミュニケーションによって鍛えられる
- 価値観の違う人とたくさん出会うことによって多様な価値観を知ることができる
- 事実は一つ、解釈は人によって違い、無限大である。
- これを受け入れることで、豊かな人生を歩む秘訣を知ることができる
- リフレーミング(思考の枠組みを外して、違う枠組みで見ること)
- ポイントは「相手が何を大切にしているのか」に目を向けること
- 大事にしている価値観は、人それぞれ(違いは違いであって、間違いではない)
- 相手の心を動かす「伝える」スキル
- 肯定的な言い回しを心掛ける(「NO」は「NO」を生む、だから、Getting to “Yes”となる言い回しをする)
- 何かアドバイスやオススメをするときは、相手のメリットを伝える
- ポジティブアプローチ(目的思考型:「~できる」など)
- ギャップアプローチ(問題解決型:「~を避けられる」など)
- 何かアドバイスやオススメをするときは、相手のメリットを伝える
- 肯定的な言い回しを心掛ける(「NO」は「NO」を生む、だから、Getting to “Yes”となる言い回しをする)
- 好かれて信頼されるリーダーの習慣
- 相手のことを穴が開くほど観察する
- わからないことがあったらすぐ調べる
- 自分の影響力や他人から見える印象やキーワードを知っている
- 相手を褒める前に自分の好きなところを100個言える
- 自分の機嫌の取り方やストレス発散方法を知っている
- 映画やドラマを観て感性を磨く
- 流行っているものはとりあえず何でもやってみる
- 定期的にプライベートでも初対面の人との交流の場を持つ
- 価値観の違う人、苦手な人ともうまく付き合える
- 自ら学びの場に足を運ぶ
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下記は桑野麻衣さんの著書です。
ぜひぜひ、チェックしてください。
▼オンラインでも好かれる人・信頼される人の話し方
▼あなたはできていますか?部下を元気にする、上司の話し方
▼好かれる人の話し方、信頼される言葉づかい
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第2講演
「人生100年時代」応援します!
iDeCoの活用法マスターと資産運用の基本
講師:新潟県労働金庫新潟南支店 様
▼新潟ろうきん新潟南支店 松嶋支店長
▼新潟ろうきん新潟南支店 石井次長代理
ろうきん新潟南支店様より、「iDeCoセミナー」と題して資産形成のご講演を頂戴しました。
労働組合によって設立された、労働組合に所属する私たちのメインバンクであります「ろうきん」を、賢く利用することはもとより、人生100年時代と言われる昨今に知識としても備えたい「資産形成」について、今回はiDeCo(個人型確定拠出年金)にフォーカスしてご説明をいただきました。
詳細は割愛しますが、下記スペシャルサイトをチェックしてみてください。
▼新潟ろうきん「iDeCo」スペシャルサイト
https://rokin-ideco.com/niigata/
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第3講演
労働者自主福祉運動と保障設計サポート
講師:こくみん共済coop新潟推進本部新潟支所 様
▼新潟支所 玉木次長
▼新潟支所 古瀬係長
▼(左:2022.4月より当労組担当)山田係長
こくみん共済coop様より、「共済(たすけあいの仕組み)」の成り立ちとたすけあいの歴史についてを玉木次長よりご説明いただき、その後、約10分の動画を視聴し「労働者自主福祉運動(みんなでたすけあう運動)」の在り方について、組合役員の立場から組合員さんにわかりやすく説明するための要点を確認しました。
また、「生活保障設計」についての知見をプロの目線でご教示いただき、「人生100年時代の備え」について考える機会となりました。
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以上、3つの講演を終え、閉会の挨拶で入倉裕介中央副執行委員長は、今日学んだことは聞いただけではインプットしたとは言えない。自分の言葉で説明ができるようになって初めてインプット(習得)したと言える。そのためにも、まずは学んだことを自分の言葉や実際に行動するアウトプットをしなければならない、と述べました。「知っている」「できる」ということはたくさんあっても、実際に「やっている(行動している)」という状態にならないと、せっかくの知識が意味を持たなくなる。それではもったいない。だから、実際にみなさん一人ひとりの言葉や行動で、今日の学びを職場の皆さんと共有するためにも、前のめりにアウトプット(発信・行動)してほしい、というメッセージを述べ、学習会1日目の日程を終了しました。
▼閉会挨拶(入倉裕介中央副執行委員長)
▼会場の様子
▼司会進行(武田信玄中央書記長)
▼会場の様子